以前三鳳GPTでも取り上げたソックス♪さんのツイートにこんな画像を貼られていました。
「この辺りで七対かつ4pが当たる形になってて脳が破壊された」
とツイートされています。脳が破壊された原因を探るべく、この手牌を自分なりに読んでみます。
【検証】
東一局、対面の親が11巡目にリーチ。捨て牌は比較的おとなしい系。5pが2巡目に切られているのでこの周辺を厚く持っている可能性は低いと読める。3巡目の2pが5pよりも後、かつ6巡目に離れて手出しがあることから、ピンズの下は、2235pから5→2切り→4pツモ→2p空切りor5pとのスライドのルートでピンズの下が確定メンツになっているか、11225pからの捌きで1pがトイツになっている可能性が高い。また、ピンズの上を1枚も持っていないのに5pを2巡目に見切ることは染めでもない限り考えにくい(前述で染めはほぼ否定)ので、578pのような形からリリースしていると読める(ピンズの上ターツはある)。また、1sのトイツ落としがあるため、チートイはほぼ否定。さらに、1s連打のトイツ落としである以上、この時点で2sはおそらく持っていない。そして、字牌も手牌に持っていない可能性が高い(字牌があれば端のトイツは残しがちなので)。安全牌の南を10巡目に切っているので、形が不安定(愚形あり)または複合形が残っていることがほぼ確定。最終の切り順が9s→南(ツモ切り)→8sの順なのでソウズの真ん中がおそらく複合形になっている。上家に対して9sが現物である以上、単純なペンチャン落としなら間違いなく8s→9sの切り順になるため、34456689sみたいな形になっていると読める。
これらをもとに手牌を予想すると、11789p34456688sに7sを引いての2-5s待ち、1178p344566788sに2s引きテンパイの6-9p待ちなどが本線。予想打点はリーチ・(赤or裏)・ドラの7700点、またはメン・ピン・(赤or裏)・ドラの11600点くらいと読むのが自然。
実戦では一瞬でここまで考えられなくても、鳳凰卓レベルの打ち手であれば、およその打点と大体の牌姿はイメージできるはずで、ソックス♪さんレベルの打ち手であれば、瞬時に「4pはたぶん通る。でも6pはキツイので、現張りのカン5pで押そう。上家はたぶんシャンテンくらいで、ピンズの真ん中を持ってるので、5pが狙えるかもしれない。もし、次に6p引いたらシャボにするとして、ソウズの真ん中引いたら東切って回るしかないかなぁ・・・」などと考えたはず。そして4pを打った瞬間
「ロン、18000点」
と言われて、「は?チートイ?18000?いやいや、手牌も思ってたんと全然違うし意味わからないwww」となるのは当然の反応です。まぁあれです。事故と思うしかない放銃です。
【結論】脳が破壊された理由がなんか分かった。
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