社会人のみなさんは一度は耳にしたことがあると思います。
「それが組織だから。」
いやな上司が言いそうなセリフですね(笑)
てもこれってそもそもどういう意味なんでしょうか??
おそらく、「上司の指示は絶対。下の者は偉い人に従って仕事をするのが組織だ。」みたいな意味で使われているのではないかと推測します。だとしたら、相当キモイですね(笑)ちなみにこのような考え方は既に組織の腐敗を極めて招きやすいことが実証されています。この考え方がギリギリ許されるのは学生の部活動までです。そもそも上司=偉いという概念が誤りです。このような考え方は障害者差別や女性差別と同レベルです。正確には「役割が違うだけ」です。役職・年齢・性別・仕事のスキルなどの違いはありますが、それぞれの立場と役割を各個人が理解し、それぞれの違いを認めつつ、対等な関係で組織の目標や理念に基づいて活動するのが本当の意味での組織のあるべき姿です。
一方で、現在、責任のある立場にいる人間の中には、最初に書いたような「誤った組織論」を持っている人間が多数存在します。考え方をアップデートできていないんですね。それを少しずつ変えていくのが、現在の若手~中間層に与えられた課題となります。なので、少なくとも”アップデートの役割”を担っている世代の人間が、古い組織論を語ることはあってはなりません。
大まかな考え方は上記のとおりですが、もう少し細かく分析してみたいと思います。
★組織づくりの基本原則(5つ)
基本原則について、めちゃくちゃザックリ書きます。
1、専門化の原則
「分業化が大事」ということです。優秀な人材を集めなくても、その分野に特化した人間に仕事をさせれば効率が良くなります。
2、権限責任一致の原則
「権限のわりに責任が重いとモチベ下がる」ということです。モチベーションが下がり、優秀な人材が離れてしまったり、組織が腐敗化するリスクが高まるんですね。
3、統制範囲の原則
「管理者が部下を統制できなくなるほど人数を増やしすぎるなかれ」ということです。誰が何をしているかを管理者が把握できなくなり、トラブルが起きやすくなったり、ミスをフォローしきれなくなります。
4、令統一性の原則
「命令を出す担当者を統一せよ」ということです。上司によって言うことが違うと生産性が低くなります。実際、会社では結構こういうことってよくあるんですよね。
5、権限委譲の原則
「仕事を割り振るときは達成目標や内容を曖昧にするなかれ」ということです。例えば、相手が合意していないのに業務を一方的に任せたり、こなせなかったときに責任を追及したりするのは人が離れていく原因になるため危険です。仕事を割り振る人間は、自分の仕事の振り方が適切かどうかをよく考える必要があります。
良い組織にするためには、これらの原則を踏まえつつ、高い計画力・コミュニケーション能力・マネジメント能力を持った管理者がうまくまとめ上げる必要があります。う~ん、ハードル結構高いですね(笑)
【ペン太のコメント】
ごちゃごちゃ言ってないでAIにやらせれば解決じゃん!(←極論)
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