前回に続き、今回も三鳳プレイヤーを紹介していきます。
今回は「ソックス♪」さんです。
１０年以上前から三鳳でプレイしている古参プレイヤーなら、「おぉ！懐かしい！」というリアクション不可避、今なお現役の三鳳プレイヤーです。
ちなみに主な対戦相手を調べると・・・
最多対戦者でほぼ同年代の神々クラスさん、数々の伝説を残したくうたさん、レジェンド世代のカリスマ・あぐらさん（だーよさんと同年代の方です）など「懐かしのメンツ」がずらりと並びます。いやぁ、懐かしい・・・！
なお、しぃしぃ！？さん、ツーアウトさん、水沢柚乃さん、精神ｓｒｒｔさん、新世界の紙さん、冬灯さんあたりは今なお現役です。
では、総合成績を見てみます。
【Ｒ５．５月現在の成績】
試合数：２５６７戦 やや多い
最高段位：九段 すごい
最高R：２３１９ 安定の２３００ボーダー超え
安定段：７．８２４ ほぼ安定八段はすごい
アガリ率０．２８３１ 標準
放銃率０．１２４７ 放銃が少ない
リーチ率０．２５７４ リーチ少なめ
副露率０．２４４７ あまり鳴かない
最多対戦者：神々クラス（１１０戦） さっき出てきたレジェンド世代の強者です。
【打ち方の特徴】
面前重視守備型。ラス回避に重点を置いた打ち方が特徴です（※ラス率は３０％を切っています）。状況による打牌トーンの変化が一般的な打ち手よりも顕著で、場況を最優先した手組をする傾向が強いです。また、アガリ率のわりに放銃率が低いことから、押し引きの精度が高いことが分かります。打ち方に安定感があり、上ブレ・下ブレが比較的小さくなっているのも特徴です。
【その他の情報】
・パチンコ店や雀荘によく出没。りゅすくさん♂と頻繁に出歩いているという噂。
・雀荘でリア麻セットすることもあれば、天鳳一般卓で４人打ちセットをすることもある。
・夕方から打つこともあるが、２１～２３時頃に打つことが多い。
・じゃんたま魂天。三鳳上位勢はこういう人のたまり場です。
【対局紹介】
まず、１０年くらい前と現在の牌譜をいくつか検証してみたところ、数戦見て気づくレベルで打ち方の精度が向上しています（当然っちゃ当然ですけど）。今回は「最近の牌譜」の中で注目した打牌をいくつか取り上げてみます。
最初の画像はこれ。東場であっても、ラス目の親のダブ東から切って安全牌の９ｍをキープ。すでにここからラス回避の準備は始まっています。
次の画像はこれ。ラス目のリーチに対してドラ７ｓやら生牌の中やらを切り飛ばして押しています。打点のあるテンパイということもあり、東一局の子リーチに対しては怯みません。２軒目のリーチに対しても無筋のドラ７ｓをぶん投げた直後に、なんとこの当たり牌の８ｐをピンポイントでビタ止めΣ（・□・；）！２－５ｐを切らないのは分かりますが、ワンチャンスの８ｐまで止まるのはすごい。巡目と残りスジ本数を考慮しても判断に迷うところですが、この辺りの感覚が鋭い。
しかも８ｐを暗刻にして今度はなんと６ｐプッシュ。そしてアガリ切るのがじつにやばいｗ
さて、次はチートイ教室の時間です。リーチに対して微押ししつつ、現物の２ｓ待ち（対面のオリ打ち狙い）→現物の９ｍ待ち（対面の９ｍトイツ落とし狙い）→現物かつ地獄待ちのドラ中待ちで１２０００点をアガリます。待ちこそタンキ待ちですが、オリ気味に打っている対面が切りそうな牌で待てば３倍速のめくり勝負です。このあたりの待ち変え選択もスマートですね。
南場のトップ目ならスピード最優先。ほぼ安全牌の西が３枚あるのでなおさらです。注目すべきはこの打ドラ２ｓです。無意識に８ｓを切ってしまいそうですが、わずかでも上がりやすく、わずかでも安全度の高いターツを残すということを徹底しています。このあたりの状況判断が的確です。
オーラストップ目の親なら北は抜かずにチートイ狙い。ダマテン率体感２０％くらいの対面に３ｓを微押ししてドラ単騎南待ちチートイをテンパイし、上家のコクシに対して怖い４枚目の西も切り、コクシがなくなったことを確認し、最後は安全牌を並べてトップです。「対面に跳ツモで捲られること」と「上家の１・９・字牌がまだ余っていないこと」に注意を払いつつ、ギリギリまで形をキープしています。細かいところですが、簡単に撤収してしまうと、アガリ逃しした挙句に跳ツモされたり、共通安全牌がなくなったりすることがあるので、このあたりの微妙なバランス感覚は「隠れ高等技術」です。
【まとめ】
４人打ちと違って３人打ちは「斬られる前に斬らないとやられる」ゲームです。それと同時に、斬ろうと思ったら斬られるという「ゼロ距離インファイト」でもあります。だからこそ、的確な状況判断とギリギリまで押して紙一重で引く技術がモノを言います。「平面何切る問題」も大事ですが、超上級レベルの戦場を生き抜くためには、状況をしっかりと把握した立体的な打ち方がとても大事ですね（^^）v
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