こんにちは、ペン太です。三鳳GPT第10回目は、最強AI雀士「寧々のの」さんです。ありえない反応速度でポンし、ありえない速度で切る。ポン+打牌の速度が1秒未満。リーチのテロップが出るとほぼ同時に打牌。22:00~4:00の深夜帯のみ三鳳に出現し、「規定時間」を超えると特上へ戻っていく・・・。どう考えても”人ならざる者”です。(もし間違っていたら、AIレベルに神がかっている方という意味ですのでごめんなさい)そんなAI雀士の打ち筋に迫ります。
※と思いきや、昼間にも出現することが確認されました↑
ではさっそく成績を見ていきます。
【R6.8月現在の成績】
試合数 377戦 まだ400戦未満かつ鳳凰卓での対戦はごくわずかです。
安定段 天鳳位+.8000 スカウターが壊れているようですね。異次元すぎて測定できませんw
最高段位 八段 この試合数で八段到達
最高R 2410 「八段R2410」の破壊力よ
アガリ率 32.47% 特上メインだとしても高めです
放銃率 9.996% 特上メインだとしてもこれはすごい
リーチ率 22.94% 低い。繊細な役なしダマなども多い印象。
副露率 20.35% かなり低い。この副露率でのアガリ32%超えは人間には難しいデス・・・
【その他詳細スタッツ】
まだ対戦数が少ないのであまり参考にはなりませんが、アガリ度上位1%、放銃度下位1%と攻撃守備の両方の数値が極端に優れています。「超攻撃型でありながら超守備型」です。普通の三鳳民は14~15%といわれるアガリ放銃差は22%超え、局収支に至っては896w
どのくらいすごいか野球で例えると打率6割本塁打90本打点250くらいです。
バトルシーンに例えるとこんな感じですね。
【打ち方の特徴】
面前重視超攻撃型かつ超守備型です。要するに攻守の水準が桁外れに高いハイスペック型です。回線切りと役満が多い、ピンフ意識は低め、トイツ手も得意、くらいの傾向はあります。
【実戦】
さて、2戦ほど見てみましょう。”王者の打ち筋”がどれほどのものなのかワクワクしますね♪
★一戦目(※気になる場面をダイジェスト形式で見ていきます)
親で役牌ドラ暗刻でも序盤先制良形ならリーチ。対面が軽そうな仕掛けをしてるのでなおさら曲げ。
対リーチに打4s。当たり前ではあるけどトップ目なのでノーチャンスの4sを選択。手牌に溺れて無茶な押しはしない。
ここから白ポン。守備と速度に不安が残るがトップ目につき速度優先。大して打点上昇要素がない手牌で点数有利の状況であれば積極的に仕掛ける。
しっかりと親の安全牌の1sを残して進める。
親リーに対して中スジで粘り・・・
安全牌がないテンパイでは枚数と危険度で判断して押し。3p切りで苦しい5sタンキへ。
アガリ切っちまったぜ・・・
第一打はナチュラルに9pとし、ここでチートイを強く見る打4s。
東はスルー。鳴きやすい牌が目白押しの手牌で鳴いて跳満まで見える手だが、鳴いて2シャンテンにはしない。
四暗刻シャンテンに変化。この發は当然ポン(ポンして打南までわずか0.3秒)。
南場トップ目で4pを抜きたくなるが、この手牌ならこのくらいは押す。
スジの1p、ワンチャンスの2pの順で押し、最後は宣言牌スジの7pを切ってダマ11600のテンパイに取る。
ダマ18000に手変わりした後、9pで放銃。この点棒状況で2軒リーチに両無スジの9pをプッシュ。南1局ではまだ局収支に重きを置いている模様。
場風の南切りの後、1枚切れの西ではなく白切り。親の安全牌を残し、守備的な面をのぞかせる。
打5sで良さそうだが、あくまで親の安全牌を残して打ちたいようだ。
親リーが入り、さすがにオリを選択。チートイで粘る選択もあるが、対面がドラ1s切りで押している以上、共通安全牌を切って完全撤退のほうが良い。
かなり意外な打白。チートイもホンイツもあるこの手でも2枚切れの西を安牌として残す。
ここでもまだ安全牌を残す胆力。
親の安全牌の8sを引き、ここで西切り。打点は不要なので枚数を重視。
「安全そう」な9sなら枚数優先で残す。
「安全牌が確保できている手牌」なら手役と受け入れを見る。
最終的にはナチュラルに跳満のポンテン。対面がアガってオーラスへ。
生牌の白から切って安全牌の1mを残す。アガリトップで白の重なりを狙いたい局面でもトップ目なら安全を優先する。
1mも發も切らずに打1pで4ブロック打法。ここまでやるかw
ここも7s合わせ打ちで狭く取る。下家のダマテンと攻め返しを強く警戒している。
最後はラス目のツモアガリでトップ。くうた氏を彷彿とさせるような南場リード時の守備意識が随所に見られた一戦でした。ではもう一戦。
八段R2410は草
ピンフを見て打中とはせずに中の重なりを見る。ちなみにスタッツを見る限りピンフへの意識は低め。
テンパイチャンスMAXの打6pとはせずに5s切り。kurtさんや冬灯さんが好みそうな手順。
中盤~終盤の役アリ親倍はダマ。ガーネットさんや枚数小僧さんなら、ぶん曲げて強制撤退を押し付けて12000オールを引きに行きそうではある。
お仕置きモギリーのお時間です。(※結果は対面に放銃してしまいました)
場風の東、白の順で放し、ここで打9p。打8sで一応シャンテンに取りたくなるところだが、こっちのほうが打点・良形率が高くなる。
一応7pツモでも満貫テンパイなので打4sとはしない。打4sだと3pを引いたときのダメージが大きすぎる。
客風→1枚切れ自風牌→1枚切れ役牌→裏ドラ率の低いほうの白→發の順でリリース。
客風の西とはせずに打9s。ブロックがある程度固まっている場合は字牌をためて打つ。当然チートイも視野に入れていると思われる。
打發とはせずに暗刻の9m切りで放銃回避。この手順は人間のそれではない(笑)
回るにしても2枚切れの發を頑なに切らない。持ち点が少ないときは思いっきり打点に寄せているのが分かる。ってことはさっきの神放銃回避の場面も最高打点のチートイドラ3以外見ていなかったからなのか・・・?
回線切れてダブドラの赤5pツモ切り。ガソリンが切れたのであろうか・・・?
回線復帰しないままラスへ。まさか”萎え落ち機能”が組み込まれているのか・・・!?
【まとめ】
最後は回線が切れてしまいましたが、ソツのない手順、対リーチへの正確な対応、リード時の守備、劣勢時の打点意識などあらゆる要素が垣間見える麻雀でした。当たり前の打牌を正確に打ちつつも、時折なかなか打てない打牌をマシンのように(←いや、マシンですけど)打つ・・・といった印象です。まだ三鳳歴は浅いですが、連戦すれば確実にポイントをごっそり持っていかれるほどの強さであることは間違いないと思います(汗)興味を持った方はもっと観戦してみると面白いかもしれませんね!
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