「授業は動画で十分。”有名な予備校や塾の講師が授業する動画”を使ってタブレットで学習すれば、指導力のない教員から指導されなくて済むし、学校に行かなくてもよいから効率的。」
最近、こんな意見もちらほら聞く。
う~ん、確かにこれなら学校に行かなくて済むし、成績も良くなりそうです。
一方で、
「学校は勉強だけをする場所ではない。動画だけの学習では社会性が身につかないし、子ども同士で教えあったり、先生に質問したりすることができない。勉強ができない子に対してきめ細かい指導ができない。」
こんな反対意見もある。
今に始まったことではないけれども、教員の時間外勤務の平均時間は過労死レベル。もし授業の大半を「動画」で済ませることができるなら、その余った時間をいろいろなことに使えることになります。部活指導に打ち込むもよし、いじめや不登校問題に積極的に取り組むもよし、休み時間や行事のときに子どもたちと触れ合う時間だって増やせるかもしれない。少なくとも「全ての仕事をこなしながら精度の高い授業までこなす」のは教師にとっては無理ゲーです。
便利にできるものがあるなら使えばいいし、力を入れるべきところは教師がしっかりと指導すればいい。要はバランスなんでしょうね。国やら市教委やら保護者やらが関わってくる上に、学校の体質が保守的なこともあって変わるのは相当難しいのは分かるけど、有効な方法は積極的に取り入れていかないといけないと思います。
【ペン太のコメント】
学校に行かなくていいなら子どもはうれしいだろうけど、共働き家庭にとっては「子どもを預かってくれる」だけでもありがたいよね。(←結局ここが一番重要まである)
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