こんにちは、ペン太です。ウパ坊は最近麻雀の調子が悪くて落ち込んでいます。誰にでも調子が悪いときはあるので、気分転換にほかのことをしたりして気分が上がるのを待つのが一番です。
ウパ坊は冷蔵庫から大好きなプリンを見つけたようです。好きなものを食べて元気だしてほしいですね。
最近ほかにやることがあってブログ更新頻度少なめになっていますが、ツイッター(あえてXとは言わないスタイル)からネタを引っ張ってきました。
現在閲覧数7.9万、バズってます。どうやら手出しツモ切りを見るかどうかの議論にもなっているみたいです。もちろん手出しツモ切りは全て見て覚えたほうが間違いなく有利です。頭が良い人なら手出し牌を覚えるくらい大した労力ではないですが、普通の人にとってはわりと大変な作業です。ただ、個人的には「重要な部分だけ覚えていればあとはそこまで気にしなくてもよい」と思っています。麻雀はほかにも考えることがたくさんあるので、自分の限られた能力の中でより重要な部分に労力を割いたほうが効率的です。現天鳳位でも手出しツモ切りを全てチェックしない人はわりといます。なので、あまり神経質になる部分でもないのかなと思います。
では、もう一度画像を見てみます。
この場面は対面の手出し牌は必ず見ておくべき状況です。面倒ですが、ここでのチェックは成績への影響度が高いので、手出し牌のチェックに大部分の労力を割きましょう。対面は抜きドラ3枚で満貫確定。捨て牌・押し方から見てテンパイ率80%以上です。下家のリーチは濃い捨て牌からのドラ切りリーチで、字牌を持ったチートイやトイツ・暗刻含みの複合メンツ手の捨て牌です(実際は字牌を持っていないですが)。対面の仕掛けにドラを打って曲げているので、最低でも5200良形・愚形満貫以上の手と読むのが自然です。
せっかくの親ですが、ここでの着手は「ベタオリ」が正しいです。ここで白發を両方切るのは無謀で、どちらかを使い切っても6sなどが余ります。ほぼ2軒テンパイのこの状況では自分のアガリ目はほとんどないことを認識し、徹底してオリる局面です。だとすれば切る牌は3p、4p、1sの三枚しかありません。ではどれを切ったら良いんでしょうか。
ツイッターでは1sが多いようですが、本人(灼眼のときさん)の選んだ牌は4p、”ペン太師匠”の意見は3pでした。
じつは4pは対面に小三元の倍満を放銃する牌なのですが、しっかりと読んでいる人ほどここでは4pを選びます。対面の手は現時点で1-4p、4-7p否定、カンチャン待ちも牌理的にあり得ず、仮テンのタンキであれば2pや3pにするはずです。4pが当たるとすれば33334pの形からアタマが暗刻になって3334pの形にした2-5p、4p待ちか、34666pからアタマが暗刻になって打3pの変則2面待ち(4666p)くらいですが、枚数的にどちらも否定されます。また、シャボ待ちの可能性はあるにはあるのですが、対面は満貫確定なので両面をわざわざ1枚切れのシャボにする可能性は極めて低く、あるとすれば、待ちの片割れが極めて優秀な場合か、シャボに受けることで打点が大幅に上昇する場合のみです。そもそも対面は捨て牌がそこまで濃くなく、下家が字牌を持ってそうな感じなので高め大三元の可能性は薄いです。つまり4pはこの時点では98%くらい通ります。
そしてその超レアケースの4pが当たるんですが、これはもう事故です。読みも着手もカンペキですが、こういうこともあるのが麻雀です。少なくとも、自分はここで1sを打つ打ち手よりも4pで放銃する打ち手のほうが強いと認識します。
ツイッターでは1sが多かったようですが、三鳳基準で言えば1sは少し甘いです。下家はチートイの可能性も高く、1sは絶好の待ちです。また、トイツ含みの混合手かつチャンタの可能性もあるため、シャボも待ちの可能性があり、対面にも当たる可能性があります。通れば2巡凌げますが、対面が押す局面なので安全牌が開拓される可能性も高く、現時点で最も安全な牌を選ぶべき局面です。したがって、1sは四人打ちまたは対面が強く押していないときの着手です。
また、”ペンタ師匠””が推す3pは「現時点で満貫以上が確定している対面に絶対に通る牌を切る」という選択です。次に切る牌は4pです。対面が手替わりすれば4pが打てなくなりますが、安全牌が開拓される可能性が高い状況なので、現時点で最も通る牌を優先します。3pは下家に対してペン3pで当たる可能性はほんのわずかにありますが、対面に打つよりは幾分マシです。
結果的には4pで倍満放銃でしたが、「その状況下で最も適切な牌を打つ」という行動を取り続けるのが麻雀においての最適解なので、ここでの4p打ちはむしろ賞賛されるべきではないかと個人的には思うのですが、なんとも残酷なゲームですね(笑)
【ペン太のコメント】
たぶん3p切りは少数派な気がするんだけど、自分はこの牌を推したいかな。
コメント