こんにちは、ペン太です。今回はチートイの待ち選択についての話です。三人打ちでは基本的な牌効率はとても大事ですが、チートイの場合、通常の牌効率が全く役に立ちません。山に残っている牌と他家の切りそうな牌を読んで残す牌を選ぶゲームになります。つまり、読みの精度とセンスが試される手役です。いくつか画像をあげながら見ていこうと思います。
6sカンと他家の捨て牌から、8sは最高レベルの待ちになっています。捨て牌が濃くならないように適度に気を配りつつ、こういう牌を残すのがポイントです。出やすい上に山にも残っているのでアガリやすいです。チートイは追いつかれると弱い手役なので、押し返されにくい待ちを心掛けたいですね。
外スジ待ちのパターン。チートイっぽい捨て牌のときは外スジの2・8や引っ掛けの3・7などが有効です。他家からすると、「チートイ臭いからヤオチュウ牌は切れないし、かといって無スジも怖い。」ということで通りそうな2~8のトイツ牌を切る傾向があるため、その考えを逆手に取ります。画像のようにノーチャンスになることもあり、外スジ待ちは出あがり狙い重視の選択といえます。
北待ちのパターン。18000点でトップなので、1枚切れの北待ちでGOです。下家は北を持ってきたら抜くしかありません。上家もハイテイ調整で北を抜く可能性があります。なお、北をツモった場合、間違って抜いてもフリテン扱いになりません。直撃条件の場合、アガリ牌の北を持ってきてしまった場合にあえてあがらずに抜き、さらに北待ちでの直撃を狙うという禁忌戦術があります。
打点を切って1mタンキにするパターン。下家は一見普通の手に見えますが、牌の残し方に違和感があり、チートイの疑いがあります。チートイは5→2のように端寄りのスジ牌が後に出てきたり、テンパイ打牌がドラや赤になったり、中盤に待ち頃の端っこがぽこっと出てきたり、2枚切れになった瞬間に合わせ打ちが入ったり、宣言牌が1枚切れの字牌だったり・・・などの”サイン”がありますが、下家のリーチは2つ当てはまっているため注意が必要です。南よりいい待ちなら1mは相当危険だし、当たり牌でなければ山にありそうな牌なので、どっちに転んでもこの牌で待つことには大きな意味があります。
最後は他家のチートイ手への対応です。トップ目の対面の手から赤5sが出てきてテンパイ率70%以上です。ピンズの下で1メンツ、ソウズの上で1メンツありそうに見えますが、字牌も多めに見えていて、ブロック読みをしてもメンツが足りません。こういうときはチートイの可能性があります。そうなると赤5sがテンパイ打牌の可能性があり、待ちは南、1s、2s、7p、7sあたりが猛烈にニオイます。通常であれば、他家が使ってなさそうな山にいる待ちを残していくのですが、相手が高いチートイテンパイでダマテンの可能性がある場合は、危険な牌を止めつつ逆に狙い打つという方針にするのがベターです。
★まとめ
チートイ作りはセンスの一言に尽きます。手順や残す牌などに焦点を当てて書いてみようかと思ったのですが、それはまたの機会にしようと思います。
【ペンタのコメント】
三鳳レジェンド・チートイマスターのあぐらさん曰く、「チートイシャンテン時は、関連牌2枚+待ち頃牌1枚の3枚を残すのが理想」って言ってたっけな。
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